【解説】家計の生産性アップする技術7選

経済危機は、よりよい社会に移り変わっていく大きな代謝です。

新型コロナウイルスによる経済への打撃から、社会が立ち直り、再構築されていく過程で期待したい、日本において最も改善すべき機会をまとめました。

テクノロジー環境がすでにそろっていて、今すぐ誰もがメリットを享受できることを7つ厳選しました。

  • キャッシュレス
  • オンライン診療
  • オンライン授業
  • 就職活動
  • 商店街のオンライン販売
  • サインレス化
  • リモートワーク

アフターコロナでの生産性向上は、テクノロジーが既に可能にしている

キャッシュレス化

現金による決済は不便すぎます。

現金の信用が高く、心理的インフラが整っている日本では導入が進んでいません。しかし、消費税の減税措置に組み込まれたことによって浸透していくことが予想されます。

キャッシュレス化のメリットは以下です。

  • キャッシュレスなら効率的に決済でき、現金を持たなくなるので防犯にもなる
  • キャッシュレス決済業者によるポイント競争も起こりお得。
  • 現金を取り扱うより清潔で、地球に優しい。
  • アングラマネーがなくなり、お金の流れと税金を管理しやすい。
  • 所有権の移転、貨幣の流通量、取引の履歴まで一元管理できる。

オンライン診療

患者にとって数分の診療のために、病院で数時間も待つことは苦痛以外の何物でもないことです。

対面診療と比べ、診断や処方の判断がしづらいため、医師と病院側へのデメリットがあるため、導入が進まない。

オンライン診療によるメリットは以下です。

  • 患者が病院に行かなくてもいいケースが爆増する。
  • 対面で感染することもない。
  • 問診票の提出、診療・相談、処方・次回予約、支払いまで、全てオンラインでできる。
  • 医師は対面よりも2倍近く患者を診ることができるようになる。特に今回の感染症のような有事の際に爆増する患者数をさばける。

遠隔手術までできるくらいの技術も発達しているのに、社会はその恩恵を十分に受けられていないのがもったいなすぎます。高齢者にいたっては、命をかけて病院へ行く人も多いため、少しでも患者の負担が減るような医療サービスが発達してほしいと思います。

オンライン授業

今の授業スタイルは国家規模の人海戦術です。

教育現場は仕事=作業であり、技術革新が起きにくいところです。

今後はオンライン動画で、日本で一番教えるのがうまい人が教えれば、授業やる人は日本で数名程度でよくなります。

そうすることで教員はかなりの負担減で、もっと道徳とかコミュニケーションの教育に力を注げるようになります。教科書の内容を口頭で伝えるのが、教師の主たる目的になってはいけません。もっと大切なことがいくらでもあるでしょう。

小学校でも現在の授業時間の50%以上移管できるでしょう。大学にいたっては100%も不可能ではないと思います。

テストのマルつけも自動化できます。分かりづらいことは3D動画技術で理解を助けることができます。

とにかく、教える側も教わる側も、学校における授業の負担の割合を圧倒的に下げられるのがオンライン授業です。

就職活動

4月入社のような一様な就職活動は多様性の尊重により淘汰されるかもしれません。

学生の一斉就職ではなく、就職の仕方が多様化すべきでしょう。

別に一律に4月入社じゃなくても、1年をとおしていつでも採用は行われています。中途採用は基本1年中あります。

大卒、インターン、バイト、雇用契約準備採用のようなあらゆる形態が混合する。

学校の入学や卒業時期も自由化されるのが世の中の流れでしょう。

商店街の販売戦略

地元の既存顧客だけではもったいないです。

新規顧客の獲得のため、オンライン販売に移行しましょう。

また流通網が発達し、グローバルに売ることができるようになります。

そうすれば、中長期的には店頭販売よりオンライン販売がメインになるでしょう。

サインレス化

ハンコを押すためだけのペーパーのやり取りの時間がもったいないです。

現在でも直筆のサインやハンコが法的に有効とされるため、法改正を進めることが課題です。

全てオンラインで電子署名や、メールの履歴でハンコを代替できます。

伝票もハンコも現金も、書類は嫌われるようになります。

ハンコの代わりに電子署名を有効とする法律やルールを作ることが必要です。

リモートワーク

実際の労働よりも、出勤・満員電車が一番疲れるムダです。

労働勤怠管理が目的化していることにより、業務遂行の実態が把握できないため、在宅ワークが普及しません。

PCやネット環境の普及により、ほとんどの職種で対面の機会を減らして仕事を回すことが十分可能になっています。

出勤時間の更なるフレックス、会社滞在時間の短縮を進め、労働者により選択肢のある働き方を提供すべき時代になっています。

まとめ 現在のテクノロジー環境は、感染症にも強く、生産性を向上できる

  • キャッシュレス
  • オンライン診療
  • オンライン授業
  • 就職活動
  • 商店街のオンライン販売
  • サインレス化
  • リモートワーク

コロナショックの前は、比喩するなら、Wifiのつながる部屋に住んでいるのに、Wifiを使わずに住んでいるようなものです。

経済ショックが起きなきゃ変われないモーメンタムを今なら起こせます。

テクノロジーの発達に追いついていけなくなった人々の慣性がブレーキとなってしまっていますが、強烈なリーダーシップを集約できる今が変われるチャンスであることは間違いありません。

それではまた。