我が家の食費はいくらくらいかかっているのか、食費にお金をかけ過ぎではないか、心配になってきますよね。
- 夫婦と子供一人の3人暮らしの家計と食費はいくらぐらい?どんな内訳?
- 3人家族の食費の節約方法を知りたい
この記事では、3人家族向けの食費の平均と我が家(30代夫婦と幼児)の家計簿を紹介し、どうすれば食費の節約ができるかということを紹介します。
3人家族の食費の平均は7.5万円くらい(内1.5万円が外食費)
総務省の家計調査によると、3人家族の食費の平均は7.5万円くらいのようです。そのうち1.5万円が外食費になっています。差し引くと、食材に費やされる金額はおよそ6万円と推測できます。
政府統計を見ると、2人以上の勤労者世帯の食費を総務省が家計調査で集計しています。これは世帯人数別に見ることができ、以下の表はその抜粋です。
参照元:政府統計 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 世帯人員別
世帯主の勤め先収入は44万円、消費支出32万円、食費7.5万円、うち外食費が1.5万円です。消費支出に占める食費の割合エンゲル係数は24%です。
この統計からは、平均はわかりますが、そのばらつき具合まではわかりません。家族構成、地域、収入、年齢によって食費はばらつきます。
また、家計収支の平均値は一握りのお金持ちによって引き上げられる傾向があります。それを回避するために中央値のほうが現実的ですが、そのデータは残念ながらありません。参考までに、世帯人数が2人の平均は6.8万円、4人の平均は8.3万円です。
二人暮らしの食費│夫が食費節約のためにした3つの行動と反省
単身世帯の食費の平均は4万円です。
【食費の節約】一人暮らしの食費はいくら?【統計データ】
この平均値から、自分の食費がどれだけかけ離れているかを確認してみましょう。
ここからは、世の中の家計がどれだけ食費を使っているかが分かったうえで、家計の食費を適切に節約するためには、どのような食材選びがよいのか、考えてみます。
コスパのよい食材
私は主婦の皆さんほど食材には詳しくありませんが、納豆、卵、まいたけ、もやし、豚コマといった食材が、コスパも栄養価も高い食材と言えるでしょう。そんなお財布にもカラダにもやさしい料理を紹介している記事を紹介します。もしレシピを見たいという場合には参考にしてみてっください。
コスパも栄養バランスもいい料理を10選。管理栄養士さんが紹介してくれた記事です。
コスパの悪い食材
反対にコスパのよくない食材というものもあります。アボカド、アスパラ、キムチ、イチゴ、基本的に有機・高級食材全般。
コスパがよくないとはいっても、栄養価の高い健康的な食材が多く、単に値段だけの理由で避けてはいけない食材です。適度な頻度で摂るべき食材です。また、せっかく買った高い食材が料理に使いづらかったり、賞味期限が切れてしまったりしないよう、無駄にしないように食べたいですよね。これらの食材も、料理をする人が、料理をしやすいと思う食材を選ぶべきです。
食費の節約自体がコスパ悪い
当記事でお伝えしたいことは以上のようなことではございません。
最も本質的なことは、食費を削る行為自体が非常に大変で、多くの犠牲をはかることであり、決してコスパのよい行動ではないということです。
人間の生活において、食というものはとても大切にすべきです。おいしいものを食べたときは、誰でも幸福を感じます。これは概してお金を得る以上の幸福感だと思います。なので優良な食材・食品にはお金をかける価値があり、それを節約しようとする行為は、多くの犠牲を払っていることになります。
食材をお金で選んでいては、健康を害します。端的に言えば、現代では糖質過多になります。これはすぐには気づかないことです。
【食費の節約】食費は削るべきでない健康上の理由
家族の事情で食費に多くの負担がかかっている家庭も多いのではないでしょうか。
食材を無駄に買いすぎている、消費期限切れが頻発し捨てている、無駄に外食が多いというのであれば食費を見直す余地はあるでしょう。
しかし、食費の節約に意識のある人がこの記事を見に来ています。本来はこの記事にたどり着いた方が実践しているような、無駄のない買い物を徹底するだけで十分健全な家計です。
家計には多くの節約できる費目がありますが、食費についてはやり過ぎは禁物、不健全家計に陥るリスクさえある費目です。
食費は節約すればすぐに実感できるので、多くの人が軽々しく手を出してしまいがちです。
しかし、食費の節約は、家族関係の悪化、栄養バランスを崩すリスクがあります。また、食費の節約でお金を家計に残せる額はそれほど大きな額ではありません。
節約は続けることで効果を発揮しますが、楽して楽しめなければ続くものでもありません。従って節約の効果は、実は薄いです。
詳しくはこちらの記事をご参照ください。
【食費は削ってはいけない】1000万円貯まる家計の買い物術を徹底解説
繰り返しますが、食費の節約は、今から永続的に頑張っていかなければいけないものです。意識が向いている今はいいかもしれませんが、将来もっと優先度の高い事由が出てきたときは節約を継続できないでしょう。
やり過ぎ、間違った食費の節約方法
食費のムダを省くことはOkですが、間違った食費の節約方法というのもあります。例えば、スーパーのはしご。数十円の節約には旨みはありません。自分の労力を人件費として換算すればわかります。それ以上に、あなたの時間とエネルギーは、その数万倍価値があります。
もし楽しんでこのような行為をしているなら、趣味と同じでやめる必要はないと思います。しかし、本気で家計を見直したい目的であるならば、このような行動の断捨離を行いましょう。
安いからと大量買いする行為も食費の節約につながりません。これは在庫リスクをかかえることと同じです。買った瞬間はお得感を感じるかもしれませんが、食材余り、消費期限切れで捨てることになるリスクを負っています。大量買いの食材余りは1~2度だけなら経験しないかもしれないが、10~20度やれば必ず経験します。長期的には節約効果はありません。
また、安くてお腹がふくれるからと言って、炭水化物や添加物、非自然食品に偏った食材ばかりを買うこともおすすめできません。カップラーメンなど、これらは安いです。食品メーカーが試行錯誤し、安さとおいしさだけを追求すると、このような商品が作られます。栄養価の高い格安な商品はなぜか生まれてきません。生活習慣病のリスクを無意識に上げる。極端な例ですが、スーパーサイズミーというドキュメンタリー映画で、主人公が1カ月間マクドナルドのみ食べるという生活をしたことで、恐ろしいことが体に起こることを証明した例もあります。
外食を控えることは王道にして正しいです。政府統計を見ると、食費平均7.5万円のうち、6万円が食材費で1.5万円が外食費となっています。食費の20%が外食費です。どんなに安いファミリーレストランにいっても、外食はコスパのよくない贅沢食材です。月に出かける外食の回数を1度でも減らすことができれば、安い食材選びの作業は全くする必要がありません。作る気力がないときは、オリジン弁当、ホットモット、スーパーで弁当を買ってくるのがおすすめです。
30代夫婦幼児一人の我が家の家計簿公開。
それでは、食費の節約はどうすればよいのでしょうか?答えは、食費以外に目を向けると見えてきます。以下は我が家の1か月支出を費目別にまとめたものになります。ご自身の1か月平均支出も出してみてください。
食費の占める割合は支出の14%とそれほど高くありません。
食費の節約に頑張ったときもありましたが、どんなに節約を頑張ってもマイナス2~3万円が限度で非常に疲れました。家族関係も悪化するおそれありました。
そのときによって生活に必要なものは発生し、必要度合いもそのときによってかわりますよね。
それにたとえ大きく節約できたとしても、それが家計の支出の1~2%ほどしか影響しないのです。
なので、食費や生活必需品を予算でがっちり縛るようなことはしなくなりました。そのほうが豊かに生きられると思ったからです。
その代わり、その他の支出を見直したり、突発的な大きな買い物で失敗しないように気を付けたいです。
特に、固定費は本当にこれだけの額を毎月支払う必要があるのかよく考えます。
うちは、食費+育児+雑貨費用で10万円以内で管理しようとしています。
ウエルシアなどのドラッグストアで食品もシャンプーも育児用品も買ってしまうので、レシートの品目まで記録するのが面倒で一色淡に管理しています。
13万円いくときもあれば、7万円で済む月もあります。
二人暮らしの食費│夫が食費節約のためにした3つの行動と反省
まとめ 3人暮らしの食費の平均は7.5万円。家計の節約には、食費ではなく、固定費の見直しが効果的。
- 3人家族の食費の平均は7.5万円くらい
- 内1.5万円が外食費
- コスパのよい食材で健康レシピ
- コスパの悪い食材も栄養価は高い
- 食費の節約自体がコスパ悪い
- やり過ぎ、間違い、陥りがちな食費の節約方法
- 30代夫婦幼児一人、食費の節約をあきらめた我が家の家計簿
食費を節約したいとこの記事にたどり着いた皆さんの意識だけで、十分だと思います。
しかし、これ以上頑張り過ぎてほかの大切なものを犠牲にしてしまうリスクがあります。
固定費の見直しはこのサイトで多数紹介しています。
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どれも楽なのに、効果大です。
それではまた。