お金の勉強効率的な本の読み方
こんな人に向けて書かれています。
  • 本を読んでもなかなか頭に入ってこない。
  • 本を読むのが時間がかかる。
  • もっと楽しく、効率的に本を読めるようになりたい。

教養を身につけるツールとしては、ネットやデジタルの時代である今でさえ、本に勝るものはないと思います。

そして、本の読み方は自由です。

人によって読み方は変わるし、どう読もうが本人の勝手です。

しかし、本を読む習慣のない人にとって、読書は苦痛です。

過去の私もそうで、活字を読むのがつらかったです。

一番苦手は教科は国語でした。国語が苦手な人は、なぜか私の周りにいなかったので、少しコンプレックスでした。

それでも今は、多読家の部類になりました。平均で週2-3冊程度は読みます。一年では100~1000冊くらいです。

読書が苦手だった頃から、爆増した活字量を毎週取り込めるようになった改善の過程とコツをまとめました。

本を読むのが苦痛な理由|慣れてなければ当たり前。

本を読むのが苦痛な理由は以下3つです。

読書が苦痛な理由
  1. 内容に興味がない。
  2. 読書に慣れてない。
  3. 本を最初から最後まで全部読もうとする。

    3つ目は注意点として、小説・マンガなど、ストーリー性のあるものほどは例外は多くなります。

    本を読むことに慣れていなければ、苦痛なのは当たり前です。

    運動と一緒です。

    慣れてないうちに、難しい本を読もうとしたり、一気に多くのページを読もうとするのは疲れます。

    だんだんと慣れていけばスラスラ読めるようになります。

    だからいきなり、自分相応でない読書量に増やそうとすることはやめましょう。

    1年、2年くらい時間をかければ、おそらく今とは比較にならないほど読書力が飛躍すると思います。

    読みたいタイミングで読む。

    「その本読みたい?」

    自分に聞いてみて、興味がなければ読まなくていいし、読んでも時間の無駄です。

    結局読んでも頭に入ってこないので、読んだふりをしているだけ。

    徒労に終わります。

    しっかり自分が本当に読みたいか、タイトルでワクワク感がでたかなど、どこまでも自分の気持ちに正直になることが効果的な読書につながります。

    読書は遊びや趣味と一緒です。

    人によっては読書が趣味。私には考えられないことですが、そのような頭脳回路の人たちも大勢いるわけです。

    かくいう私も、興味がなければ読みません。

    例えば、子供が生まれてからしばらくは、子育て本を読み漁りました。

    子供がかぜをひいたときにも焦りたくなかったので、医学の本など手に取りましたが、今となっても信じられません。

    ところが1年も絶たずして、30⁻40冊くらい読んであっという間に興味を失いました。

    最初のうちはとても参考になる有益な情報が多かったのですが、だんだん内容が薄く感じられてきたり、ネットで代替できる内容だったり、あと何年後かにまた読みたくなるだろうけど、今はいいかなという具合もありました。特に教育関連で。

    それほど興味があるかないかで読書量が変わるということに気づきました。

    そして、興味があるかないかはその時の自分次第です。

    興味がなければ、本など読まないほうがよっぽど時間を有効活用できるでしょう。読書は全くの無益になります。

    また、読んだとしても、情報吸収率は著しく低くなります。

    読書効率アップのポイント
    • 本に興味がわくタイミングで読めば、効果的に読める。
    • 興味がなければ、逆効果。読まない方がいい。

      興味はあるけど、専門書などを読むのがとても疲れることもあります。

      それでも興味を失わないのであれば、根気よく読むのもよいと思います。

      飽きないけど、著しく時間がかかってしまうのであれば、他のもう一段易しい本を読んでみるのもいいでしょう。

      私は本を探すのもそれはそれでめんどくさいので、専門書を繰り返し読んでいることもめずらしくありません。

      良書が雲の上の存在であることは多いです。

      そういう場合は、ゆっくり読めばいいと思っています。

      もっと本に興味がわく方法

      かといっても難しい本に当たれば、興味があっても内容が中々入ってこないどころか、興味を失うことさえあります。

      そういう場合は、もっと簡単な本から読んで、基礎知識をつけたほうがいいです。

      また、さらにハードルを下げて、かつ興味がわく方法もあります。

      興味付けされる方法は、以下のようにいくつかありますが、書評や要約を見るのがよいです。

      • 広告
      • 誰かの書評
      • アマゾンのコメント
      • Youtuberによる要約・解説
        • 中田敦彦のYoutube大学

      とくにYoutubeで上がっている本の要約や解説はおすすめです。

      本のタイトルをYoutube検索すると、誰かがわかりやすく短く要約してくれています。

      それを見てから、実際に読むかどうかの判断をしてもいいでしょう。

      また、要約がわかってから本を読むと、とても頭に入ってきやすいです。

      最近、中田敦彦さんがこの分野に目覚めて、教育エンターテインメントという活動をYoutubeを通して発信しています。

      昔習った歴史の教科書の内容から社会問題まで、一般の私たちがもうちょっと知りたいけど、本読むほどではないとっつきにくい話題を、芸人らしくおもしろおかしく解説してくれています。

      1動画20~30分でちょっと長いですが、とても興味付けされるのでおすすめです。

      • いきなり難しい本にとっつかない。
      • 要約・解説を聞いて興味がわいてから本を読む。

      そして、いざ本を読む段階になっても、読む順序を変えるだけで、とても頭に残りやすくなります。

      本を読む順序|だんだんその本の世界に入る。

      おすすめの本を読む順序は以下です。

      1. タイトルを読む。
      2. 著者のプロフィールを読む。
      3. あとがきを読む。
      4. 前書きを読む。
      5. 目次を読む。
      6. おもしろそうな章から読んでいく。
      7. 1~2%くらい読んだらもう読むのをやめる。

      イメージとしては、本の全体を周りからなめまわしすイメージです。こうすると本の内容を読まずして、結論や主張がわかります。

      まずタイトルを読みます。

      当たり前ですね。

      そしてこの時点でワクワクしなければ、もうその本に触ることをやめましょう。

      次にプロフィールを読みます。

      一体どんな人が書いているのかを知ります。

      プロフィールは著者自身が書いています。本の内容に説得力を持たせるためです。

      プロフィールは、どんな人がどのような視点でものを言うのかを想像するヒントになります。

      プロフィールを読むと、情報吸収率が上がるばかりでなく、情報のバイアスを認識することにも役立つのです。

      次に、あとがきを読みます。

      まだ内容は見ません。訳者のあとがきがついていればそれも読みます。

      これは、その本のサマリーになります。先に要約を知っておくと、内容が入ってきやすいです。

      次に、前書きを読みます。

      これまでの順番は本によって多少変わります。

      前書きやあとがきは大体長くても5-6ページくらいにはまとめられているので、本の内容への興味付けや全体像を掴むのに大変役に立ちます。

      著者がどうしてこの本を書こうと思ったのか。それがわかるだけでも内容への興味がわいてきます。

      ここでつまんなそうだと思えば、自分の時間とエネルギーはその本を読むこと以外に使うべきと判断できます。が、それはあまりないです。

      その次に目次を読みます。

      目次を読むのは、面白そうなところを探すためです。自分のワクワク感を大切にするためのステップです。全体構成を把握するためでもあります。

      目次を読む目的

      • 全体構成を把握する。
      • 自分のワクワク感を大切にする。
      • おもしろそうな章を探す。

      そしておもしろそうな章から読んでいきます。

      著者は自分の伝えたいコンテンツを論理的に構成する上で、章立てや順序を作っています。

      しかし、読者一人ひとりのワクワク感は知るはずもありません。

      それを知っているのは読者自身だけなので、著者の意図に従って、ページの若い順に読む必要はありません。

      章を順番通りに読まなくても、話の前後のつながりは、私たちの脳が勝手につなげてくれます。

      ワクワク感が高く保たれるところから読んでいくことが大切です。

      最後に、本の1~2%ほど読んだら、読書を終了します。

      途中飽きることもあります。疲れたら本を閉じて休みましょう。

      何なら、目を閉じたり、眠ってしまってもよいです。

      その後でも内容は熟成されて覚えています。おそらく潜在意識が休んでいるときも働いているのだと思います。

      驚くことに、一気に全部読んでしまうより、休み休み読んだほうが、内容をよく覚えているし、批評もできるようになっています。

       

      おもしろそうなところから10%だけ。全部読むデメリット

      本によりますが、10%以上読むことはないでしょう。

      本は全部読まないようにします。

      読者本人の興味の対象と、著者の提供する内容はほとんどの場合、完全にマッチすることはありません。

      本の内容の一部においてマッチするので、読むのです。マッチしない部分は読まない。

      または、興味がわいたときに読み返せばいい。たまにそういうときがきます。

      これは多くの人が陥ってしまうトラップだと思います。

      本を読むということは、その本に書かれている全てを読む行為だとしている人が多いように思いますし、かつての私自身がそうでした。

      実際多読家の方々はおそらく一冊全てを丸々読んでいません。

      興味のあるところを探してよく読んで、あとはパラパラ見る程度。

      そしてその本に書かれているキーメッセージを理解したら、さっさと次の本にいってしまったほうがよいです。

      全部一気読みしようとするデメリット

      • 内容は一気に頭に入らない
      • 本の内容一部に興味はあっても、全てに興味があることはほとんどない
      • 疲れるし、時間がかかる低効率インプットになる

      読書のハードルが高いと思う人は、本を新聞だと思ったらいいです。

      新聞もスミからスミまで読む人はなかなかいません。

      まとめ 自由奔放な読み方が一番効果的。

      • 苦痛な理由は、本を読むのに慣れていないから。
      • 興味のわかない本はムリして読まなくていい。
      • 周りを固めながら、本を読む順序がおすすめ。
      • おもしろそうなところから読む。全部読まない。
      • 「その本どんな内容だった?」アウトプットを意識しながら読む。

      本は自分のワクワク感を大切にしながら読む。楽しいし、情報吸収率が高いから。

      タイトルの次は、プロフィールを読む。どんな人が書いているのか知るため。

      次に、あとがき、前書き、目次を読む。全体像や内容の趣旨がわかるから。

      全部読まない。興味のあるところだけ読み終えたら、他に時間を使う。それでも十分感想はシンプルに思い出せるから。

       

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      それではまた。