節約するなら賃貸併用住宅は断然お得です。
住宅購入、さらには戸建て購入を検討してる人にとっては最適解になりえます。
家と事業を分離したいと考えている人はNGですが、このキャッシュフローの魅力は偉大です。
最強の住居費用は実家暮らしですが、次に台頭するのは賃貸併用住宅でしょう。
具体的な例を出せば、四人家族と、カップル向け用の2世帯住宅を建てると、住宅ローンが12万円、賃料収入が8万円くらいの収支が得られます。条件は賃借人が付きやすいエリア、駅近に建てることと、大家業をしっかり営むことです。実質の住居費が周りと比べても3割くらいで済んでしまいます。
生活における最大のコスト、住居費をここまで圧縮できると、他の節約行為が可愛く見えます。威力がハンパありません。
不動産投資という位置づけにもなりますが、賃貸併用住宅の場合、不動産ローンを借りる必要はなく、住宅ローンで借りることができます。住宅ローンは、数あるローンの中で最強最良の借金で、変動金利なら0.4%台とタダ同然で借りられます。一方不動産投資家が利用する不動産ローンの変動金利は、今でも1.5~4%と差は歴然です。1.5%引き出せる投資家はプロ中のプロレベルです。
自分達の住居面積が、事業用面積と合わせて50%以上になっていることが法律上の条件です。つまり、建物の半分以上は自宅ですよ、という家なら問題ないです。
住宅部分については、住宅ローン控除が使えます。そして賃貸部分については減価償却でき、住宅ローン控除に引けを取らない節税効果を生むのです。
注意点
これだけ魅力的な商品に気づいている人はかなり少数派ですが、一定数います。気をつけるべきところは何でしょうか?
まず、賃貸併用住宅の魅力を宣伝広告に使ったハウスメーカーの存在があります。賃貸併用住宅でググれば上位に出てくるメーカーです。我々のような賃貸併用住宅の魅力に気づいた人達をターゲットにした住宅を販売してきます。私は話したことはありませんが、販売戦略が想像できてしまうので距離をおいています。売り手はもちろん買い手の負担がわかっているので様々な高額な商品を売りつけて来るでしょう。
また、大家業を営むことも侮ってはいけません。ひとつ屋根の下に、他人を迎い入れて家賃を頂くわけですから、それなりの知識やケアを必要とします。賃借人と大家では、大家のほうが立場が強くなりますので、賃借人が保護されるような法律にもなっている点は、留意が必要です。実際は決して業を営むというほどではありませんが、その自覚は持ちましょう。ペットを飼う、親と住む以上のケアは必要と考えておきましょう。
まとめ
住居費の圧縮としては、賃貸併用住宅は断然おトクです。この魅力を掘り下げて勉強を重ねてみてください。
また、大家業を営むことになりますので、その覚悟ももって挑めることが大切です。