給料上がっても手取りは6割を解説

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この記事は以下のような人のために書かれています。

  • 収入アップは見込めないけど、お金をもっと貯めたい。
  • そうはいっても、節約だけでは目標の貯蓄額に到達できない。
  • 収入アップよりも、節約を徹底することで、手元にお金を残したい。

節約だけではそのうち限界がきます。なぜなら自分が支出している以上の金額を減らすことはできないからです。手詰まりになるのをわかっていて節約を徹底することに意味はあるのでしょうか?

このような悩みにたいしての答えは、「まずは節約を徹底しましょう」です。

節約はすぐに効果が表れ、自分で全て管理可能なので、大変やりがいのあることですが、これを長期間徹底することで起こる自己発見が、末恐ろしい効果を生み出すということをお伝えしたいです。

お金を貯めたいなら、収入を上げる前に、節約を徹底してください。

収入を上げるより、支出を見直したほうが、圧倒的に効率的

収入は7割ほどしか残らないが、支出は100%残る

給与アップなどで収入を増やした場合、当然ながらその増額分にも税金がかかります。

例えば100万円アップしたとしても、税金や社会保険料が引かれ、手取り額は60~70万円くらいになってしまいます。

所得税は収入に応じて変わりますが、サラリーマンの平均年収が400~500万円くらいで考えると10~20%です。

住民税は一律10%かかります。

近年増加している社会保険料は15%くらいかかります。

合計で35~45%ほど自動的に引かれるのです。


一方、節約して支出を100万円減らした場合、税金は1円もかかりませんので、手元に残せるお金は100万円全額になります。


同じ努力量で100万円の収入アップを狙うか、100万円の支出ダウンを狙うかであれば、支出ダウンを狙ったほうが、圧倒的に効率的なのです。

税金、社会保険料は収入に比例

さて、収入に課税される税金や社会保険はどういったものがあり、どのくらいの負担になってくるのでしょうか。

収入増によるデメリットがより浮き彫りになり、具体的にイメージしやすくなります。


税金には所得税と住民税があります。

それぞれ納める先と課税の仕方がが違います。

住民税は、あなたの住む都道府県や市区町村などの地方自治体に納める額で、税率は一律10%です。

一方、所得税は国に納める税金ですが、所得に応じて税率が変わります。

ざっくりと、年収が500万円以下なら10%、500万円を超えてくる分には20%が課されると覚えておいてよいでしょう。

つまり、現在年収が300万円で、100万円アップする転職をしたら、税率は10%ですが、年収が500万円から600万円になれば、100万円増額分には20%の所得税が差し引かれるのです。

社会保険料も年収に比例します。

社会保険料は健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険の3つがあり、40歳以上になると介護保険料が発生します。

ここではざっくりと健康保険料は収入の4.5%、厚生年金は9%、雇用保険は0.3%と微々たる額、介護保険料は0.7%くらいです。

雇用保険以外は毎年増加傾向にあります。

つまり、社会保険料はざっくりと、収入の15%ほどかかってくると理解しましょう。

因みに、源泉徴収票を見れば、年間どれだけの社会保険料と税金を支払っているかがわかります。

https://ajo-consulting.com/finance/income-tax-form/

これらはサラリーマンでも自営業でも避けることができませんし、日本の社会を支えるためにも必要な出費です。

収入をあげるということは、35~45%はその分社会貢献を強制的にすることになります。

もし、あなたが残業して収入を100万円アップさせたとしたら、40万円は日本社会へ貢献し、手元に残せるのは60万円です。

一方、100万円節約すると、日本社会への貢献はゼロになり、全額あなたの手元に残ります。

これは金額が1万円でも、5万円でも同じことです。

効率を狙うのであれば、まず節約から着手しましょう。

節約のほうがCFが安定するから

収入は外部要因が大きい、支出は内部要因

収入アップは外部要因が大きいです。

その意味は、単にあなたの努力がそのまま収入アップにつながりづらいことを意味します。

残業を自分の好きなだけして、残業代をもらえてる環境でも、限度があったり、会社からやめてくれと言われる可能性もあります。

また、転職活動を頑張ってみても、収入はあなたの能力や頑張り具合で単純に上がるのではなく、業界やその会社の市場での位置、また景気によって変わってきます。

もちろんあなたを評価してくれる人やシステムによっても収入は大きく左右されます。

あなたが頑張れば頑張った分だけ、手元にお金を残せるのは、あなたの100%支配下にある今持っているお金の使い方を工夫することです。

これは外部要因が小さく、あなたの裁量次第で、いくらでも調整できます。

節約を学習し、実行し、続けていくという自分の努力だけで、見返りがでます。

外部要因に左右されることが少なく、やりがいもでてくるでしょう。

収入は一生続かない、支出は一生続く


外部要因が大きい収入アップは、持続性も自分以外の事由で変わってしまいます。

会社がつぶれたり、景気が悪化したりすると、自分がいくら頑張ろうにも、収入アップの継続を断たれてしまいます。

節約は続けるも頑張るも100%自分次第です。

好きなだけがんばればいいし、加減は自分で全て決めることができます。

また、固定費削減などは、一度見直してしまえば、その効果は半永久的に続きます。

例えば、スマホを格安スマホに切り替えたり、白熱電球をLEDに変えるという学習と努力は、短期的に負担が生じますが、その効果は毎月生涯にわたって続きます。

浪費が一番のリスク


自己研鑽される支出は、浪費からお金を守る効果が働きます。

節約がCFの安定を招く一番大きな理由が、あなたを無計画な浪費から守ってくれることです。

お金を増やすことを阻害する一番の要因は、その持ち主による浪費です。

どんなに年収が高い人でも、浪費癖があったり、騙されやすい情報弱者だったりした場合、あっという間にお金は消えていきます。

浪費してしまうリスクは、長い人生、自分の中にも外にもたくさんあります。

お金を守る力をつけてくれるのは、お金の大切さや儚さを知ることなのです。

正しく節約を志せば、そういう力が自然と身についてきます。


お金に関する意識向上が、収入を上げる効果


マネーリテラシーが向上する節約意識


本質的に節約を志すと、マネーリテラシーが向上します。

つまり、お金の仕組みを理解し、世の中のトレンドが分かったり、モノの値段の意図がわかったりして、お金に強くなります。

そうなると自然とムダ遣いの自意識が生まれ、行動にも表れるようになります。

その結果、社会人としても市場価値が高い人材になります。

資本社会で生きている私たち日本人は、お金の知識や仕組みをよくわかっていない人は決して少なくありません。

それはお金の教育を受けてきていないというのが主な理由です。

だからこそ、自主的に学び、マネーリテラシーが高い人は、社会で通用する存在になります。

節約のふりをせず、徹底してお金と向き合う姿勢が身につく

節約といっても、しっかりやれば奥は深く、学ぶことがたくさんあります。

表面的な節約術を知るだけでは、効果はとても小さいにもかかわらず自己満足して終わるでしょう。

遠くのスーパーに10円安い買い物にいくことや、営業に勧められた商品を10%値切って買えたら満足感や達成感は覚えるかもしれません。

しかし、そのような節約の程度では、本当の節約にはなりませんし、マネーリテラシーも身に付きません。

多くのネット記事でこのような表面的な節約術を紹介されていますが、これは節約のふりをしているだけです。

もっと大きな金額の支出を削減し、より豊かに生きる方法を自分自身で模索していきましょう。

節約を徹底してお金と向き合う姿勢を取りましょう。

マネーリテラシーがあがれば、必然的に収入をあげる行動をとるようになる

その徹底したお金と向き合う姿勢が身に付けば、自然に収入にも目を向けるようになります。

今の自分では想像できないかもしれません。

これは節約をとおして学習した後に見えることです。

今は収入アップなど期待しなくても大丈夫です。

むしろ、節約を徹底、学習する方向に100%舵をきってやったほうがよいです。

節約の中でも試行錯誤があり、反省と学習があります。

例えば、ガス会社の相見積もりをやったり、水道料金をクレジットカード払いへの切り替えをしたり、家電の機能と相場、価格下落推移を予想したり、一方で住宅ローンの借換に失敗したり…してると、自然と経済界に身をおいた社会人としてマネーリテラシーが向上されてきます。

その先に、収入を上げる行動を取っている自分に成長します。


「節約を徹底しているだけで、豊かになれるのだろうか?」

私も最初はこう思いました。

しかし、豊かになれました。

これは節約を徹底しなくてできることではありませんでした。

すべて起きたことは最初のステップである節約の徹底と学習でした。

これは今でも最高に効率的で効果的にお金を手元に残せる行動であると確信しています。

まとめ

結論:お金を貯めたいなら、収入を上げる前に、節約を徹底しよう

  • 理由1 収入を上げるより、支出を見直したほうが、効率的だから
  • 理由2 節約のほうがCFが安定するから
  • 理由3 お金に対する意識が向上し、収入を上げる効果があるから

支出を抑えながら収入を伸ばすのが本来の形です。

しかし、最初から収入アップは色々とハードルが高いです。

転職したり、職場で業績を上げたり、副業したり。

すでに頑張っているところにこれ以上働くのはつらいと思います。

しかも、それらを頑張って収入が本当にアップするのか、アップしても微々たるものではないのか。

自信やノウハウがないところに、不確実な報酬のためにもっと頑張っていこうと思えないのではないでしょうか。

節約を徹底すると、自信もノウハウも身につけることができます。

そうして磨かれたセンスが、さらなる節約のアイデアを生んだり、自分にあった収入アップさせる方法を思いつくようになります。

学習するので、どんどん自分が成長します。

成長すれば、それはきっとあなたの周りにいる人の役に立ち、信頼され、やがて必要とされる人材になっていきます。

節約があなたにとって頑張れる領域ならば、とてもいいことです。

何かが自分の中で起こるそのときまで頑張ってみて、違う景色を見てみませんか。

因みに節約は資産運用よりも即効性が高いです。詳しくはこちら。

https://ajo-consulting.com/finance/saving-effect/

それではまた。