こんにちは、AJO(@ajo_kakei)です。
節約ってどこまでやればいいのだろう?と、ふと思うことがあります。
貯蓄できるようになっても、生活の質が下がるのはうれしくない。
どこかでやり過ぎているか、どこかでやれていないんじゃないか、ムダな出費はなくしたいけど、やり過ぎな節約は本末転倒。
その線引きってどこに置いたらいいんでしょうか?
ということで、やり過ぎない節約のための考え方についてまとめてみました。
ポイントは、
節約によって生活の質を上げること
だと思います。
生活の質を下げてないか
節約する前より楽になったか
節約によって、生活の質が下がっていると黄色信号です。
ムリすると反動が必ずあるので。
- ある日衝動買いしてしまったり、
- 過剰に生活必需品を貯めこんだり。
ダイエットで言うリバウンドですね。
節約って贅沢をなくす行為だから、生活の質は下がると思いがちですが、それは間違いです。
節約を正しく行えば、生活は豊かになります。
例えば、月3万円の生命保険料を支払っていて、自分の人生のリスクを見直したら、保険金はそこまで必要ではないことに気づきました。
本当のリスクに対する備えは、日々の健康管理を意識することだったと。
そう気づくと、生命保険料は月2,000円程度になり、食事や運動に前向きに取り組むことができるような生活になります。
ムダを減らすということ
ムダってお金のムダもありますが、他にもスペースのムダ遣い、時間のムダ遣い、心のムダ遣いとあるんですよね。
それらを全部減らそうとすると、たまに拮抗(きっこう)することもあったりします。
例えば、トイレットペーパーが激安で売られていて、大量に買ったとしても、家に置いておくとスペースがとられてしまいますよね。
毎日狭い思いをしてトイレに行かなければならなかったりするのは、意外とストレスです。
家にスペースが十分にあったとしても、数カ月もおいておけばほこり溜まります。
単純に考えてみてどうでしょう?
家に大量のトイレットペーパーが積み上がっている状態を見て、裕福になったと言えるでしょうか?
私はこれを実際やってみて、家庭用品については過剰在庫を抱えず、必要になったら買うというスタイルのほうが合っているなと思うようになりました。
少なくとも私は、人生でこれらにはゆとりもっていたいと思います。
- お金
- 時間
- 空間
- 心
いろんなムダをなくそうとすれば、お金のムダだけ減らせばよいものでもないってことに気づきます。
身の丈に合った生活をできているか
他人と比較していないか
生活の質を上げると言っても、自分の収入を超えた生活スタイルを築くわけにはいきません。
年収300万円の生活もあれば、年収1,000万円の生活もあります。
また、住んでいる地域や家族構成によっても、収入と支出のバランスは大きく変わります。
- 田舎で築古の家に住めば、都会に暮らしている人には実現不可能な支出にまで下がります
- DINKSならば、子持ち家庭よりも家計は潤うはずです
きっちり身の丈にあった生活をしなければいけません。
収入以外に、価値観も身の丈を決めます。
例えばあなたが旅行好きかどうかで、理想的な収支バランスなどガラッと変わります。
同じ年代で、同じ家族構成で、年収も同等の、近くに住んでいる友人と比べても、貯蓄率は変わってきます。
価値観は人によって全く異なるものだからです。
はっきり言って、理想的な節約ができているかどうかを、他人と比較している時点でアウトです。
お金によって婉曲する価値観は、価値観とは言えません。
節約を徹底することはできますが、自分の価値観を阻害して支出を抑えるのは長続きしないです。
先取り貯金をあなどらない
身の丈に合った生活というのは、収入が基本になってきます。
収入から目標とする金額を差し引いて、残った金額で生活できるようにすべきです。
なので、収入―貯蓄額=支出というように生活を設計する必要がありますね。
株式投資で巨万の富を得た本多静六さんがやったことは、収入の4分の1を貯金に回すという先取り貯金することでした。
財を成す人は必ず行っている手法です。
収入を固定、貯金を固定、残る支出で生活しなければならないというルールを作れば、一貫した生活スタイルを築くことができます。
収入の25%が厳しければ、10%で始めるのもいいと思います。
大切なのは自分が設けたルールを、きっちり守り通すという体験を積み重ねることです。
ルールを守り通した期間が長いだけ、身の丈に合った生活が送れていることの証明になります。
そして、自信がつけば、習慣化できます。
学びがあるか
学べば学ぶだけ、支出は減らせる
最後に、学べば学ぶだけ、支出は減らせるという点です。
学びによって得られる節約には限界はありません。
これは何かとバランスする必要はなく、とことん学んで実践してOKです。
私たち消費者は無知の産物なので、そのぶん、お金を支払って生きています。
例えば、知っている人から見れば、生命保険やスマホ代などは、その仕組みを知れば知るほど、それに見合う価値の感じられない支出です。
言い換えれば大きく削減することができます。
なので、
- 生命保険は不勉強代
- スマホ代も不勉強代
これらの点、本を2~3冊読む、もしくはYoutube検索して少しでも理解すれば、自分にとって過剰な支出だと気づくでしょう。
収入を増やすことよりも、支出を減らすことのほうが、ラクにできます。
少しの勉強で、確実なキャッシュを生みだしますので、資格勉強して、稼ぐよりもよっぽど効率的です。
比較してみましょう。
英語やプログラミングを学んで仕事に活かし、それがキャッシュに結びつくのにはどれくらいかかるでしょうか。
- 職に就けるまで時間がかかる。
- スキルを身につけるまでもかかる。
- 収入が上がるとは限らない。
- 収入があがるように仕事で頑張らないといけない。
かなり遠いです。
そんな努力に比べれば、スマホや生命保険について学んだほうが、確実にお金を貯めることができます。
しかも、生活の質は下がるどころか上がります。
消費者としてのリテラシーが上がれば、有事の際も自分がすべきことがわかるようになり、今後ぼったくられるリスクが小さくなり、さらに安全な余生を送ることができるでしょう。
節約はどこまで徹底すればいい?やりすぎない最適化のポイントまとめ
まとめ
ポイントは、“節約することで生活の質が上がる”とそれはやりすぎではない節約といえます。
生活の質が下がれば、それはやりすぎか、正しくない節約です。
きっと長続きしません。
たとえば私は食費を減らすことは、とてもコスパの悪い節約だと思っています。
電気をつけたり消したりも、金銭的にはほとんど意味のないことです。
節約は長期的に人生が豊かになるためにやることだと思います。
今後の人生にプラスになりそうだと思ったらやるだけ。
このブログではその手法を紹介しています。
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それではまた。