目標を掲げた2012年から11年目の2023年に金融資産1億円を達成しました。
ここでは1億円達成までの我が家の道のりを振り返ってみます。
金融資産1億円達成までの振り返り
これまでの経緯を顧みると、2つの側面から「ステージを上がる感覚」を覚えました。
この感覚は「自分の成長」とも「自分の変化」とも呼べますが、いずれにせよ、社会人としての成長とは少し異なるものでした。
ステージを上がる感覚とは、資産額と、金融リテラシーの側面がありました。
ザックリとこんな感覚の変化がありました。
資産額と金融リテラシー感覚の変化
金融リテラシー
- ステップ1 家計の収支と資産額の把握に努める
1億円達成のための第一歩は今いくら持っていて、貯められているのか、お金の動きを掴むことが基本だと思っていた。
- ステップ2 効果的な節約術を学ぶ
お金の動きを管理できるようになったら、必然とムダな支出を削るような習慣になり、これまで以上に貯蓄額を高めることができた。
- ステップ3 本質的な資産運用を学ぶ
節約だけでは1億円までの勢い足らず、お金持ちはどうやっているのかを学ぶようになり、資産運用の大事さに気づいた。
- ステップ4 税や社会の仕組みを学ぶ
自分の投資方針や資産配分を固めた後は、社会のお金や権力の仕組みを学び、その流れを俯瞰したりするようになった。
資産額
1,000万円
- 節約と給与の貯金で達成
3,000万円
- 株式投資と市況で達成6年
5,000万円
- 資産を配分、運用して達成2年
1億円
- 節税以外特に何もせず達成3年
お金について学ぶことで将来大きな差がつく
金融とか会計の知識を継続的に高めていったことが、この結果に寄与していると思います。
大抵のYouTubeやブログ、SNSで発信されている内容には振り回されなくなりました。
むしろどうやったら、本質だけをシンプルに伝えられるかを考えて発信する側になりました。
うちが11年で達成したのは、それなりの自助努力がありましたが、株式市場の市況がよかったタイミングにのれた運による貢献が大きいです。
リーマンショック時はただボーっとしてた若者でしたが、約12年後のコロナショック時は、うまく波乗りできた感覚です。
私はこの11年でサーフボードの乗り方を覚えただけで、私を1億円の富裕層まで運んでくれたのは株式市場の潮流でした。
紆余曲折もあったが、お金以外の問題に比べれば簡単に乗り越えられる
紆余曲折はというと…
家族が増える度に、支出は増えますので資産増にはブレーキとなりました。それも医療費など計画外の支出が多かったです。
また、7年経っても4,000万円を超えられず、このあたりから10年で1億円達成は厳しいと思いました。
しかしその後インデックス投資にたどり着き、資産クラスを株式に大幅に振ったことで、資産はどんどん増えていきました。
節約と貯金は続けると、資産増に拍車がかかります。
それでも8年目で目標は達成困難であったことから、10年1億目標は見直しました。
目標期限を2年延長。
そう決断した矢先、あろうことか持ち家売却と早期退職の臨時収入で11年目で1億円を達成しました。
これも想定していないイベントでした。
うちの場合はそんな経緯です。
1億円達成後はどう生きるか
資産が3,000万円くらいを超えてくると、労働収入に対して資産収入の額が台頭してきました。
そしてその額はあっという間に増えていき、1億円超えてくる頃には労働収入よりも大きくなります。
これ以降は働いても資産の微増に貢献するだけ。
1億円以上の金融資産がある今は、1か月で資産額が±500万円以上変動します。
1年間では±2,000万円くらい変動します。
つまり、1年間汗水流して働き節約して貯めた金額は、資産増減の変動範囲内に収まるということです。
正にゲームチェンジ。
働くことの意義を問い直すきっかけになりました。
まとめ 労働の目的を見直す
労働はお金を稼ぐためにやる、という感覚でした。
しかしこれからは、お金を稼ぐために労働をする必要はありません。
一体何のために働くのでしょうか。
福沢諭吉はこう言っています。
“世の中で一番楽しく立派なことは、一生涯を貫く仕事を持つということである”
今年の目標は働くことの意義を見つけることです。
今までも何度も考えてきたテーマなので、すんなり答えは見つからないでしょう。
2024年末までに答えを記します。
それではまた。