- 食費の節約をもっと徹底したい
- 家計により効果の高い節約方法を探している
食費はコンビニや外食などで無駄遣いしている場合を除いて、それ以上の節約効果は徹底するほど小さくなり、デメリットが膨らんできます。
食費の節約の考え方は主に以下の2つです。
- 食費は消費ではなく、投資として考えるべき。
- 食費の削り方は、食材選びではなく、買い方を工夫すること。
以下、これらの主張を深掘りします。
食費の節約については、基本となる考え方の基礎編と、実際どうやって実行するかという応用編で構成されています。
1.食費は単なる消費ではなく、自己投資と他社貢献。
3人家族の食費平均は月7.5万円です。
10%削れたとすると月7,500円です。
この程度の額なら、固定費の見直しをしたほうがよいです。
食費の削減は、本人以外に家族に対しても大きな負担です。
食材費を気にしすぎれば、単価の安い炭水化物中心の加工食品を選びがちになります。
栄養バランスや食品の品質がおろそかになりがちです。
このようなことが常態化されれば、隠れた機会コストが大きくなり、健康上の将来リスクにもつながります。
例えば、旦那さんの年収が700万円だとして、身体、精神面での健康が損なわれ、半年間の休職を余儀なくされた場合、300万円以上の経済的損失につながります。
損なわれる人生上の幸福度は、それ以上といってよいでしょう。
理想は品質のよい食材選びができる家計を維持することです。
これは家族全員の健康維持とそれぞれの成長を促進することができる投資です。
自分だけではなく、最も大切な人たちである家族に対して貢献するという意味でも、食費は大切な支出です。
食費は単なる消費ではなく、自分を含めた家族全員への投資として位置づけることができます。
健康維持が幸せと将来の収入の土台となります。
- 健康の重要性は健康なときほど忘れられがち
- 食費は家族全員の健康と成長への投資
- 将来の収入の源であり、収入減のリスク回避でもある
2.食費は食材選びではなく、買い方で節約する【基礎編】
そうはいっても、食費の無駄遣いは避けるべきです。
食材選びでは大した節約をすることができませんが、食材の買い方によっては、大きく節約をすることができます。
例えば以下のような習慣があるならば、食費を大いに浪費していることになります。今すぐ改善に乗り出しましょう。
- コンビニ・自販機でよく買いものをする
- 週1で外食する(カフェ、コーヒー含む)
- 水筒・お弁当を持参しない
- 食材の買い物に計画性がない
上記4項目を全て改善出来たら、食費は半減できるでしょう。
コンビニ・自販機の利用回避
コンビニは利益率が高く、値引きもありません。購買単価が低い傾向にあり、浪費に気が付きにくいです。
自動販売機の商品も同様です。
積み重なれば恐ろしく勿体ない行動をしていることになります。
倹約上手な人は、これらは緊急のとき以外に、平時から利用しません。
お弁当・水筒持参は地味でも強力な節約
コーヒーは朝、自分で淹れて水筒で持ち歩けば、どんなに高くても一杯10~50円程度です。
一方で毎日コーヒーショップで買えば、200~500円ほど支払うことになります。
毎日10倍のコストを支払っていることに気づけば、普段のコーヒー購買を抑えて、朝のルーティンを変えてみるのもよいことです。
お弁当を作るのは大変ですが、最初は夜のおかずの残り物とご飯を詰めて、週1~2回からスタートしてみるのがよいです。
うまくルーティン化することができれば、平日のお昼代のコストを半分にすることができます。
もちろん、負担を考えて毎日続ける必要はありません。毎日のお昼の外食癖を改めることに大きな効果があります。
外食は普段の2~4倍のコスト
たまの外食はOKです。料理担当する奥さんの負担軽減は家族にとって大きな効果です。
しかし、外食は通常の食卓のコストの2~4倍程度かかります。
外食費の内訳は3分の1が食材費、3分の1が人件費、3分の1が店舗の維持費(家賃・電気代)です。
当然効率的な食費のかけ方ではありません。
外食するなら、家で高級食材の料理が食べられます。人件費・店舗の維持費はそれほど高いわけです。
一回当たりの外食費を認識し、極力回数を抑えましょう。
また、外食よりもスーパーでお惣菜を買ってピクニックするほうが食費の負担があがらず、気分転換にはおすすめです。
計画的にスーパーで買うと効果大
食材はスーパーで上手に買うと、非常に効果的に節約することができます。
そのためには、食材の在庫とメニューをしっかり把握して買い物に望むことです。
スーパーは最も低コストな調達先です。
- スーパーの粗利は低い
- 主婦の厳しい目にさらされている
- これ以上安さを追求するコスパは低い
スーパーの粗利率は約30%以下です。
例えばスーパーがまとめて単価100円で仕入れた食品は、130円で売っています。
この30円の利益の中で、従業員の給料や店舗運営費が支払われていますので、ボッタクリとは程遠い事業です。
基本的な考え方は、以下の図の緑の部分にあるように、自分の努力次第で節約できることはやってみることです。
無理強いすれば持続しません。負担が大きいことはコスト高です。
倹約上手な人は、緑の部分で自分が向き合える努力を続けるだけです。
3.【応用編】コスパは高くないけど…計画的に買い物するのがお得
計画的に食材の買い物をするとお得になります。
これは生活スタイルをうまく順応させるだけで、簡単に実践できます。
また生活サイクルを安定化させるという追加のメリットになります。
例えばスーパーにはこんなサービスがあります。
- スゴイ!買い物総額から10%引き!
- キッズカードで5%引き!
- クレカ払いで1%還元!
- 株主優待で実質6%利回り!
- ウエルシア薬局でTポイント還元率実質3%
買い物総額から10%引き!
これは首都圏中心に店舗を構えるスーパーカスミの特典です。
日曜日と木曜日に買い物をすると、10%オフになります。(お酒類など一部対象外の商品もあります。)
一回5,000円の買い物をしたら、4,500円でお会計です。
曜日を決めて買い物に行かなければならない制限がつきますが、かなりお得です。
子育て家庭優待制度
子育て家庭は、優待カードを提示するだけで5%オフになります。
そのスーパーが子育て家庭の優待に協賛していれば、利用できます。
スーパーマルエツ、カスミ、イオンマックスバリューはユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社の系列店舗なので、5%オフになります。
カスミは上記の10%オフと重ねて利用でき、総額14.5%オフになります。
クレジットカード払いで1%ポイント還元
今やキャッシュレス決済はデフォルトとなりつつあります。
楽天カードなら、常に1%ポイント還元があります。
スーパーの系列のクレジットカードを利用すれば5%還元もあります。例:カスミカード5%オフ特典
小銭や紙幣を扱うのは大変で衛生面でも不得手なので、早めにキャッシュレスへ移行しましょう。
食費や生活雑貨の年間支払額が100万円ならば、毎年1万円分のポイント還元を得られます。
株主優待で実質6%の利回り!
例えば、カスミ、マルエツ、マックスバリューを保有するユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社(東証:3222)を100株買って株主になると、年間6,000円分の株主優待券がもらえます。
株価は現在1,200円前後なので、100株買うと12万円の投資です。
株主優待をもらうだけで5%の利回りとなり、さらに配当も見込めるため、実質6%ほどの利回りを得られます。
ただし、株主優待券を使うためには一回の買い物1,000円毎につき、各100円分1枚ずつと、いくつか使用制限があるので、額面ほどお得ではありません。
ウエルシア薬局でTポイント還元実質3%
ウエルシア薬局では、毎週月曜日に買い物をすると、Tポイントが通常の2倍付きます。
通常は1%なので、月曜は2%になります。
更に、毎月20日に買い物をすると、Tポイント1.5倍分相当に換算されて使うことができます。
例えば、毎週月曜に2,000円ずつ買い物をすると、1か月で8,000円分で160ポイントが付きます。
そして20日に240円分の買い物をすると、160ポイント全てを使うことで240円分支払うことができます。
つまり、8,000円の支出で、240円分をゲット、実質3%のTポイント還元が受けられます。
まとめ 食費は買い方と使い方で下げられる
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食費は単なる消費ではなく、自己投資と他社貢献。
健康と成長を促す、非常に意義のある支出です。
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【基礎編】食費は食材選びではなく、買い方で節約する
浪費行動は改善の余地ありです。自分に合ったベストな買い方を見つけましょう。
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【応用編】計画的に買い物するのがお得
ポイント還元を利用すれば15%オフも現実的です。生活にリズムもつきます。
結局のところ、この程度しか節約できません。
これらの買い方をうまくルーティン化できれば長期的にはその節約効果を大きくできます。
逆に自分の生活スタイルをうまく調整できかねる場合は、頑張りの恩恵は少ないです。
他の節約方法に目を向けたほうが、優雅に節約することができ、人生充実します。
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それではまた。