iPhoneは贅沢品です。しかし、節約はしたくてもどうしてもiPhoneが手放せない・ほしいというニーズは結構あります。この記事では、格安でiPhoneを持つ方法を解説しています。
この記事は、以下のような思いをもっている人向けに書かれています。
iPhoneのコストって一体総額でいくらかかるの?
iPhoneほしいけど、できるだけ安く買うにはどうすればいい?
子供にiPhoneは贅沢ではないのか?
結論:iPhoneは贅沢品だが、月々約4000円で持てる方法もある。
解説(1/4)
iPhoneはスマホ界のリーダー的存在
iPhoneは数あるスマホ機種の中でダントツ人気を誇る商品です。スマホ市場は拡大し続けていますが、その中でもiPhoneが担う役割は大きいです。
「iPhone以外、スマホじゃない。」と考える人もいるくらいです。
名実ともにスマホ界のリーダー的存在なのがiPhoneであり、iPhoneを圧倒的な人気デバイスに仕立て上げているのがiPhoneを製造するアップル社です。アップル社の販売戦略が、iPhoneを安くも高くもします。
毎年新製品が発表されているiPhoneシリーズですが、今まで、そして今後のiPhone価格をどうしていくのか、アップル社はどのように考えているのでしょうか?
どのマーケットでも、リーダー的存在は価格を上げ、市場を大きくしようとします。アップル社の販売戦略は、いかにスマホの価格を引き上げ、市場を大きくできるかという点に主軸をおいています。
市場が大きくなると、一番得をするのが、アップル社自身だからです。
リーダー企業がとる行動はこちらを参考にしてください。
なので近年のiPhone製品は性能がどんどん良くなるばかりでなく、価格もどんどん上げられてきました。
今ではパソコンとスマホの値段が変わらないくらいです。
iPhoneのメーカーであるアップル社がそのような戦略をとっている中、一人のスマホユーザーとしてiPhoneを持ち続けるのは、節約の精神からは反してしまいます。
どうしてもiPhoneの価格は押し上げられる方法にメーカーが動いているからです。
それでもiPhoneには熱狂的なユーザーを多数獲得しており、値段が高くても売れていきます。
彼らは、機能だけでなく、デザイン、ブランドにお金を払っているのです。
iPhoneを持っていれば社会的ステータスを保てる、とりあえずiPhone持っておけば安心、友達みんなiPhoneだから、とりあえずiPhone持っておけばいい、というような思考もめずらしくありません。
これらはブランドバッグを買うように、その商品を所有しているだけで、スマホとしての機能だけでなく、ユーザーの人生が間接的に豊かになるという効果が働いています。
だから、アップル信者のようなコアなユーザーだけでなく、スマホ初心者でもiPhoneを買うのです。
ブランドがいいなら、それはそれで仕方ない。学校の友達と同じのがいいのもわかる。子供がどうしてもiPhoneがいいというのならば、おそらくそのニーズは他の製品で代替することはできないでしょう。
スマホ代を節約したいと思っている親御さんは次の表題を参考にしてみてください。
解説(2/4)
iPhoneがほしい理由は、みんなが使っているから。
iPhoneがほしい理由は、機能でもデザインでもなく、ブランドが一番大きいでしょう。
実際、機能面では、iPhoneは差別化できなくなってきています。
iPhoneはデザイン性もよく、ブランドはまだまだ高い、もちろん商品の機能としても申し分なく高いです。
しかし、機能だけ求めるならiPhoneは贅沢品です。
どのスマホもiPhoneに劣らない、場合によってはiPhoneを凌駕する機能を備えた製品が多く出てきています。
今現在iPhoneを使っていて、スマホ価格が気になっている人は多いかもしれません。
今後もアップル社が出すiPhoneシリーズは、高価格帯のものが中心になってくるでしょう。
2019年は廉価版であるiPhone SEシリーズの発売も見送られました。
今後もiPhone価格は下がることを知らないでしょう。
iPhoneへのこだわりがないのであれば、積極的にandroid系を検討してみましょう。
サムスン、ファーウェイ製はとても機能が充実しており、デザインも素晴らしいです。
余談ですが、日本のメーカーの製品は、なぜか使い勝手が悪く、格好も悪い傾向があります。
本体のデザインや機能が十分で、ブランドは気にしないという方であれば、ファーウェイの製品をお勧めします。
後述しますが、ファーウェイのPシリーズは、iPhoneと同程度の性能をもちながら価格は半分以下に抑えられている、非常にコスパの良い製品です。
スマホ価格を今後も抑えたいのであれば、早めにIOSからAndroidに切り替えることを検討し、アップル社のプラットフォームから降りられるようにしておく準備をお勧めします。
解説(3/4)
iPhoneは高いが、通信費がそれ以上に高い。
スマホ代を節約する最大のポイントはiPhoneをどうするかという話ではなく、通信サービスにあります。
スマホ本体代ではなく、その通信のサービス代を見直すほうが、節約効果は圧倒的に大きいです。
ドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアのうちどれかを使っているのであれば、そのキャリアを格安スマホ(格安シム、MVNO、色々呼び名があります)に変更するだけで、とても大きな通信費の削減を行うことができます。
iPhoneは端末を一括で買えば10万円程度。それを2年使えば、一月当たりのコストは4,000円、4年使えば、2,000円になります。
一方で、4Gの通信サービス料には毎月5000円以上かかります。
これは何年契約しようがずっとこの金額がかかり続けます。
さらに、2年契約が基本で、途中でやめることができないのです。
つまり、5000円x24カ月=12万円の契約をしてしまっているのと同じです。
多くの人がスマホ本体の代金は気にしても、通信費はしょうがないのかなと思って、契約したことでしょう。
3大キャリアはこの巧妙な契約を、スマホ初心者と窓口で結ぶことにより、広大で安定な収益を得ています。
あまりに強気で消費者の利益をそぐう契約のため、2018年頃から、総務省が警鐘を鳴らし始めました。大手三大キャリアで契約している多くのユーザーが、この高額な支払いを約束してしまっていることに気がつかずに契約してしまっているのです。
ところが、3大キャリアではないMVNOと呼ばれる通信業者(例えばLINEモバイル、マイネオ、Yモバイル、UQモバイル、楽天モバイルなど)はこの通信サービスを3分の1程度の価格で提供しています。
彼らはドコモ、au、ソフトバンクの通信回線を一部レンタルすることで、通信サービスを展開しています。
格安スマホが低価格なのには理由があります。
電波塔を日本全国に建てるための初期費用の負担がなく、また顧客対応の窓口を設定せず人件費を極限にまで減らすことで、格安な料金で通信サービスを展開することができています。
大手3キャリアと通信契約しているなら、高額な通信費を払い続けなければなりません。
大手3キャリアとの契約にはもちろんメリットもあります。
通信速度が安定して早い、スマホ・サービスの問題解決を窓口対面でサポートしてくれる、何より安心。
しかし、何年も契約していれば、次第に使い勝手にも慣れ、問題も自己解決したほうが早くなるため、これらのサポートは不要と考え、その分コストを抑えたいというニーズも増えてきます。
そのような場合、格安スマホに契約を切り替えれば、通信費は格段に下がります。
例えば、筆者はiPhone6をauで購入・契約し、2年縛りで毎月1万円を超える支払いをしていましたが、2016年頃、違約金を支払い途中解約して格安スマホであるマイネオに切り替えました。
以降毎月の支払い額は1700円前後まで下がりました。
通話品質も通信速度も全く気になりません。
強いていれば窓口対応がないため、サービス品質は下がったと言えます。
しかし、ネットの情報は窓口サポートを凌駕しており、自分で検索したり、オンラインのサポートを受ければそれで充分です。
率にして85%、金額にして9000円以上のコスト削減ができました。
これは端末代を安くするだけではできません。
因みにauを解約した際は、それ以降残りの端末代を支払い続けました。
結果3800円x24カ月=91600円がiPhoneの本体代としてauに支払い続けました。
当時iPhone6本体は約8万円でしたので、途中解約しても、スマホ本体代に上乗せされた金額を大手キャリアに支払うことになっていたのです。
端末は長年使えば、安くできます。10万円のiPhoneを4年使えば、月々約2000円のコストになります。
また、1~2年使っても、半額以上の金額で売れます。
引用:iPhone-mania.jp
このデータを参考にするならば、2年後に5万円で売ったとしても、月2000円のコストです。
iPhoneは人気なのでリセールバリューが高いのです。
なので、抑えるべき支出は本体代よりも通信費です。
通信品質に差はありません。
窓口サービスなど頼らない人は格安Simにしています。
ネットの情報は窓口情報を凌駕していますので、問題や解決方法を検索する力をつければ、一番大きなコスト削減につながります。
解説(4/4)
iPhoneを安く買う方法3選
ここからはiPhoneをいかに安く買うかを解説します。
1.型落ちを買う。
前世代の製品の価格は、新製品がでれば30%以上下がります。
最新のデバイスが売り出されたタイミングは、旧世代の製品価格が下がる傾向にあるので、チャンスです。
2.大手キャリアでは買っちゃダメ。新品ならApple storeで買おう。
大手キャリアは通信サービスを売りたいので、端末だけの販売は絶対行いません。
通信サービスに端末代が含められ、いろんなサービスを詰め合わせて複雑にし、その中でお得感を味わえるサービスを販売している。
既にスマホリテラシーの高い人は絶対に手を出さないようにしましょう。
既に契約してしまっている人は、解約手数料を払ってでも格安スマホに乗り換えることをおすすめします。
格安スマホはリテラシーの高い人向けです。
大手キャリアは初心者が利用する、という業界構造ですみ分けができています。
格安スマホも通信の利用料を大手キャリアからレンタルしているので、大手キャリアの収入になっているのでWin-Winの関係です。
ただ、最近はスマホが普及しすぎたため、利用者が複数契約をしない限り、利用者の奪い合いになってきているのも事実です。
新品購入の王道は、端末は端末屋で買い、通信サービスは通信サービス業者で買うことです。
端末屋はもちろんApple。新品ならAppleストアオンラインで購入するのが最安・最短・安心。
通信サービスはいろいろあって、どれも横並び。学生や若い人でLINEを活用するなら、LINEモバイルがよいでしょう。
LINEモバイルの魅力を専門に紹介しているサイトもあります。
ちなみにサイトを運営している人は元ドコモ社員です。
通信量はどうしてもいってしまうというなら、無制限の契約。
ただ、どこでも変わらず高くなってしまうので注意しましょう。
2020年3月の時点で通信量を抑えずに格安になるサービスはありません。
ちなみに筆者はMineoを使用しています。
利用者間でデータ通信容量が余った人から欲しい人に渡せるサービスがあります。
毎月通信量3GBのプランで1700円程度です。
3.中古品、新古品を買おう。
新品にこだわりがないのであれば、中古品、新古品で事足ります。
新品に比べれば、当然リスクはあります。
汚れ具合、動作不良、電池容量の劣化具合などが主です。
リスクを自分で負う代わりに価格が安いと思いましょう。
きちんと吟味すれば、理想のiPhoneに出会うことも十分にできます。
新古品とは未使用品のことです。
新品とほぼ変わらなく、格安なのでおすすめ。
入手出来たらラッキーです。
調達手段は、価格ドットコム、メルカリが主なところです。
まとめ
iPhoneは贅沢品であるが、安く使いこなす手はある。
1.iPhoneはスマホ業界のリーダー的存在
2.iPhoneがほしい理由は、みんな持っているから
3.iPhoneを安く使いこなすには、機種代より通信費を抑えるべし
4.iPhoneを格安で入手する方法3選。型落ち、新品、新古・中古品
iPhoneはブランドも信頼性も高いため、世界でも日本でも一番人気のスマホです。
だから、流通量があり、中古で売っても高く売れます。
だから持つ期間をある程度想定しておいて、売るタイミングを計れば安く使いこなすことができます。
そうはいっても贅沢品なのは確かです。
ちまたには性能の劣らないAndroid系のスマホが多くあります。
ファーウェイのPシリーズがその代表です。
ファーウェイは今や中国を代表する巨大企業の一角です。
価格は半分以下でiPhoneと同等の性能を持つのが魅力です。