収入を上げるより節約したほうが良い理由

節約の仕方にもいろいろあり、それぞれの家庭で独自に行われています。

そのやり方次第では、FPのようなプロの目から見ても有効な方法だったり、あまり効果的ではなかったりします。

それは会社のコスト削減でも同じようなことが言えます。

例えば、経費削減のためエアコンのスイッチを入れるのを28度以上の時に限るルールを設けたり、毎月のボールペン購入の数量に目標値を掲げたりするのは効果的なコスト削減策とは呼べないでしょう。見かけ上の節約の対策になっても、従業員満足度が下がるなど、間接的に大きなマイナス効果を誘引してしまいます。

ただやみくもに節約していても、中長期的な効果がでないものはやめましょう。間違ったダイエット方法を続けているのと同じです。中小企業でもコスト削減の方法を間違えることがありますし、家庭でも正しい節約方法なのか不安なこともあるでしょう。または頑張りに対して、どれだけの節約効果があるのか不明確な場合もあります。そういうときはFPなどのプロに一度相談してみましょう。

有料相談を受け付けているFPもいれば、マネーフォワードの企画で無料で相談内容を投稿してFPが答えてくれるものもあります。

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因みに私は妻の家計への協力が得られず、自治体の保健センターの子育て支援で行っているカウンセリングに電話相談したことがあります。やや斜めな使い方ですが、こちらは公共のサービスでもちろん無料です。

コスト削減するのは、目の前の見える支出の数字を小さくするためだけではありません。業務効率化したり、従業員満足度を上げたり、改善提案などで企業自身をさらに鍛え上げることで数年先の大きなコスト削減を狙ったりすることも多々あります。そのために投資し、一時的にキャッシュフローがマイナスになることでさえあるのです。

コスト削減は戦略的に。これは購買のプロだから言えるのかもしれません。ただ、家計にも間違いなく同じことが言えます。

本当に効果的な節約をするのならば、自身を含めた家族の満足度を上げることも将来の節約につながるかもしれません。具体的なアドバイスは外部からはできませんが、ご自身で一度考えてみるのもよいかもしれません。