家計は要点を絞って、一気に全部やってしまいましょう。
大掃除と同じです。家中の全ての汚れを確認し、取り除いた後は気分よく日々を過ごしましょう。
それ以外に継続してやっていいことは、家計に意識を向け続けること。
反対にやってはいけないことは、数十円~数百円レベルで節約できるかを日々考えたり行動してしまうことです。
生活保護を受けている、その他ワケありの貧困家庭であれば、この思考が日常化している場合もあるでしょうが、家計に問題ありなのは違いありません。
見直しポイントはシンプルです。ですが、ちゃんとやればそれなりに「思い出す」作業に時間がかかるはずですので、大掃除にのぞむ感覚の意気込みは必要です。
1.家計の収入と支出の金額と費目を洗い出す。
2.金額の高い費目を見直す。
2の金額の高い費目はどの家庭も大体同じです。家、車、生命保険が3大コストです。都会に住み車がない家は非常にありがたい状況ですが、その場合、好立地な条件で家のコストが高めの傾向にあります。ご家庭によっては、教育費がかかっている場合があり、こちらを含めて4大コストです。
外食を除く食費も支出の多くを占めますが、こちらは安易に削ることを第一に考えてはならない費目です。食べ物は、家計の最大の資本であるご自身やパートナーを構成し、あらゆる投資やリスク低減効果があるためです。企業の人件費のような位置づけです。よって、食費に手を付ける前に、他の部分を徹底的に見直しましょう。
家は、持ち家の場合、
1.住宅ローン
2.管理費・修繕積立金・駐車場・WiFi回線等
3.固定資産税
賃貸の場合は、ローンの代わりに賃料ですね。
車は、何年乗るかを先に決めうちしてください。例えば9年で乗り換えるのであれば、車検は初期購入から3年後、5年後、7年後の3回ですね。当然ながら9年目の車検を通してからすぐの買い替えは控えましょう。
1.初期購入費用÷9年=年間コスト(償却費用)
2.ガソリン代
3.駐車場代
4.高速代
5.維持費(タイヤ、エンジンオイル、バッテリー他)
6.自動車税
7.自動車保険
8.車検代見積もりコスト
9.事故想定費用(9年間で発生するだろう事故確率と修理費用を見積もります)
生命保険
こちらは契約している全ての生命保険をリストします。医療・がん・ペット、他にも共済保険など入っていましたら、漏れなくすべてリストしましょう。
この作業をするだけでも結構な労力が必要になってくると思います。おすすめはエクセルに書き下して保存しておくことです。明日、一週間後に漏れていた費目を思い出すかもしれません。