毎月発生しない固定費特別費の計算方法

ざっくり読むと、

1.自動車税、固定資産税は毎月発生しないので、忘れられがち。

2.年払いにしているものも、12で割れば月ベースで数えてよい。

3.年間の総費用を押さえられれば、家計の診断はほぼ完成。

節約する第一歩として、現在の家計の収入と支出を算出し、何にどれだけのお金を使っているかを把握するのが一般的な流れです。

このときよく用いられるのが月ベースでの計算方法です。

家賃若しくは住宅ローン

食費

水道光熱費

教育費、習い事

生命保険料

通信費

衣服類

クルマのガソリン代

お小遣い

 

などなど、ざっと上げましたが他にも一般的な名目はありますね。

それでもまだまだ支出の漏れがあるのです。その漏れも押えることによって、節約の効率をあげることができます。

この記事では月ベースの支出に取り上げられない費目と、その算出方法をご紹介していきます。

大きく分けると、年払いをしているものと、買う頻度が著しく低い家具、家電類です。

例を上げます。

固定資産税

自動車税、車検費用

タイヤ、オイル、バッテリー交換費用

タンス

パソコン

掃除機

テレビ

NHK料金

amazon prime

クラブ活動年会費

そうです。これら全て費用です。毎月の出費にインパクトを与えないものばかりですが、長期的にみると、間違いなく家計からお金をかっさらっていく者たちです。まずこの事実に気付き、受け入れましょう。

固定資産税など、中にはどうしようもないものもあります。

しかしながら、それでも家計からお金が出ている費目があることについて、しっかり認知すべきなのです。

そうすることで、本当の総費用が見えてきます。

固定資産税をどう節約するかの話ではなく、家計への入りと出の全体像を見える化し、節約の戦略をたてるのです。そのためには、あらゆる費目をテーブルに乗せます。

そしてこれらを月ベース、又は年ベースの支出として算出します。

ここで重要になるのが、

それ、何年つかいますか?

という視点です。

例えばテレビ、だいたいオリンピックの前辺りで買い換えるかもなーと思っているならば、買った年を引いて、使用年数を決めます。ここでは平均を例として、8年とします。それを購入価格から割り算し、一年あたりの費用として算出します。例えば8万円したテレビであれば一年あたりの費用は一万円です。

同様に全ての家具、家電に対して計算し、それらを合算すると、ご自身の家庭が、年間いつらくらい、家具、家電にお金をかけているかが算出できます。また、さらに12で割って、月あたりの費用を計算するのもありです。

その値を、家具家電償却費と費目をたてて、支出に勘定します。

同じ要領で、他の費目も行うことで見えない支出を含めて考えられるようになります。