私は学生時代に海外留学をしていたのですが、最近中高生を子供に持つ親が、進路がとても心配と相談される事がありました。
特に、今の学校生活に満足できない、あるいは何かやりたい事があるなどの理由で、お子さんが海外留学をしたいと思っているというケース。
親はもちろん不安が全くないと言えば嘘になります。
そういう相談は個人的に大好きなので、ここで自分の考えを記したいと思います。
親の不安を、子供は解決できない。
まず、親の子供の将来に関する不安は取り除くことはできません。
親自身の気持ちなので、子供には全く関係のないことです。
子供に何を求めても解決しません。
そして、親が子供にできることは2つだけです。それも毎日何気なくやっていること。
それは、「いってらっしゃい」と「おかえり」を言ってあげることです。
親にできること①|子供の背中を押すこと
海外留学のような周囲とは違う道を志すことは、子供はもっと不安です。
リスクもあるし、少し先の明日だってどうなるか、親よりもわからないでしょう。
しかし、それでも自分の青春と人生を賭して行きたい、やりたいと思っています。
そこに親の不安も乗っけたら、本人にとってマイナスしかありません。
親がやるべきことは、行ってこい、やりたい事精一杯やってこい、世界を見てこい、と不安など見せずに言ってあげることです。
手塩にかけた子供がいつの間にか大きくなって、意思を持ち、将来を考えはじめたその小さな背中を、そっと押してあげてください。
そして、どうしてもうまくいかなかったら、もうダメだとおもったら、どうしようもなくなったら、「ここがあんたの帰ってくる場所だよ」、と言ってあげてください。
親にできること②|子供が返ってくる場所を用意すること
未知の世界と自分の限界に挑戦するお子さんは、ほぼ確実に辛いときがきます。
それは親には言いません。
でもそのときに帰ってこれる場所があると思えるだけで、頑張れるんです。
親としてできることは、背中を押すことと、帰れる場所を守ることの2つだけ。
そしたらお子さんは羽ばたきますよ。
だから心配や不安な内心をぐっと読まれないようにし、本気のいってらっしゃいとおかえりを、言えるようになってください。
お子さんと同じくらいの覚悟が必要かもしれませんね。
たけど、それが一番いい方法だと思います。
まとめ 子供の進路のために親ができること2選
1.「行ってこい」「やりたいことを精一杯やってこい」「世界を見てこい」と言うこと
親の葛藤に打ち勝ち、子供を信頼し、覚悟を持たないと言うことができません。
子供はいつかは親の世界から出ていくことを、奨励しましょう。
2.「どうしようもなくなったら、ここがあんたの返ってくる場所だよ」と言うこと
これを言うためには、これまでもこれからもしっかり家を守っていくことです。
これは親にしかできません。
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それではまた。