節約には順序がある
1.今いくら収入があるのか?
2.今いくらあるのか?
3.今何にいくら使ってるのか?
自分でわかるようにすることが一番肝心です。
わからない、または自身がないならプロに家計診断を依頼すべきです。
これをやらずして、節約にとっかかっても、家計に資産を残せずに、自己満足で過ごしているだけです。
本気で家計改善を志し、節約を意識しているあなたは、株式会社あなたの家の社長もしくはCFOです。
節約して生活水準をおとす前に、お金の流れをしっかり把握しましょう。
穴だらけのサイフの1か所をふさいでも、ほかの大きな穴に気づいてなければ意味ないですよね?
1.今いくら収入があるのか?
収入の把握は簡単です。銀行口座の振り込み額でもいいですが、できれば源泉徴収票を見ましょう。会社がいくら振り込んで、実際の手取りがいくらなのか。
それを把握するだけで、あなたの家計がいくら社会保険や税金を支払っているかがわかります。
これでマネーリテラシーが身につきます。毎年支払っている税金を抑えられるならば、生活水準など下げる必要はありません。生活を豊かにし、さらに税金を抑えられる方法も数多くあります。ふるさと納税がその代表例です。
そのような感覚を取り戻すためにも、源泉徴収票と銀行口座からの手取り額の差分に意識を向けましょう。
2.今いくらあるか整理する
次に把握すべきなのは、今家にいくらあるのか、ということです。
あちこち銀行口座開いていませんか?いろいろありすぎると今いくらあるのか即答できませんよね?そうするといろんな状況で判断ができなかったり、間違った判断をしてしまいがちです。特に家電や塾代などの大きな出費の判断を誤ってしまうと、家計には大きな打撃です。毎日食費を削って頑張っているのに、要所の判断を誤ることになってしまっては、節約している意味がありません。
そういった適切な出費を考えられるようにするためにも、今家にいくらあるのかを頭に整理しておけるようにしましょう。
意味もなく銀行口座を増やして、財産を散らかしておくのはやめましょう。
口座の目的と数をしっかり管理し、多くても3つまでにしましょう。
節約の第一歩は、銀行口座の整理整頓です。
3.今何にいくら使っているか把握する
これ簡単な質問のようで、なかなかすぐに答えられる人はいません。
何にいくら使っているかわからない状態で、節約できてますっていう人の話を聞いて、こっけいに思いませんか?
とっても大事な作業です。
節約とは、何にいくら使っているかを把握すること、といっても過言ではありません。これができれば、9割の人が適切に節約をし、継続できます。
3つのなかで、これがいちばん大変な作業です。
頑張ってやってみましょう。
ただし、これはとても大変な作業なので、挫折しないようにいくつかティップスを紹介します。
金額が大きそうな項目から書き出す。
年払いの費用は割る12をする。
車、家電家具などは使う予定年数で割り、更に12で割る。
ざっくり千円単位で計算する。
食費、生活雑貨など変動するものは大体の平均値でよい。
完璧にしすぎない。少額のものを網羅しなくてもよい。
金額が正確でなくても項目だけ書き出す。
項目の分類方法は自由ですが、具体例を記しましたので、参考にしてみてください。金額が大きい順になっています。
住居費
生命保険料
車の費用
教育費
食費、生活雑貨
光熱費
家電家具代合計
おこづかい合計
交際費
旅行代
医療費
被服費
おこづかい以下は、大体これくらいかなー程度でも結構です。もちろんほかの項目と比べて金額が大きければ、節約の対象にはなってきますよね。
この方法で、ただがむしゃらに節約をすればいいのではなく、どこをどれくらい削ったら、どのくらい貯金が貯まるのか、ということがわかるようになります。よりスマートにかつ効果的に節約できるようになりますよ。
まとめ
本気で節約するなら以下3点を把握するということを紹介しました。
1.今いくら収入があるのか?
2.今いくらあるのか?
3.今何にいくら使っているのか?
これが客観的にわかるようになると、様々な節約方法に目が肥えてきます。巷ではよく実践されている節約方法も、自分の家計には努力のわりに効果が薄いなとわかるようにもなります。今後の節約生活がうんと楽に、賢く、効果的に、そして楽しくなりますよ。
そうなれば節約の効果は持続するため、長期でみると、小手先の節約や年収アップなんかよりもずっと差がつきます。
是非ムダのない豊かな暮らしを手に入れてくださいね。