消費行動における消費税の影響

1.消費税は0%に戻すべきです。

2.いち消費者として、消費税増税には、あまり振り回されないようにしましょう。

3.いち企業としては、キャッシュレス対応を急ぎましょう。これはほとんどの企業にとってメリットであり、正しい方向性です。

消費増税で言いたいことは以上がまとめですが、軽減税率、いったい何がどうお得なのでしょうか。

今回は、ムズかしい話は聞きたくないけど、お得に利用したい、だからザックリ理解したいという人のために、記しました。

ポイント1.軽減税率は別にお得じゃない。キャッシュレス還元がお得。

消費税を10%にするという政府の夢がかなったわけですが、消費の落ち込みはさけたいので、経過措置をとっています。それが軽減税率と、キャッシュレス還元です。

まず、軽減税率は消費税が10%になったときに、一部の商品については従来の8%を適用するという経過措置です。一部の商品とはざっくり言ってしまえば、食品などの生活必需品です。これは国民みんな一緒。

そしてキャッシュレス還元は、クレジットカードやQRコード決済など、現金を使わないでお買い物をしたときに、ちょっとだけキャッシュバックされる制度です。

これは政府が従来からキャッシュレス化を推進しており、それを促進するために今回の増税時の消費低迷緩和策の一つとして組み入れられた背景があります。

軽減税率以上にキャッシュレス還元は複雑な制度で、詳しく調べることに時間を費やすほど価値がないものです。おそらくやっと理解したと思った頃には、制度は終了しているでしょう。

次にお得なキャッシュレス還元についてみていきます。

ポイント2:国からの還元と、決済事業会社からの還元があります。

国からの還元とは、2%か5%です。大手でないお店で、 キャッシュレス決済を行った場合、購入金額の5%がポイントとして消費者に還元されます。増税分以上にお得です。また、大手でもフランチャイズ店などでは、2%の還元があります。増税前後で消費者には影響がない形になっています。

大手でないお店というのは、近くの商店街のお店をイメージして頂くのがよいです。キャッシュレスによるポイント還元の対象となるお店には、おそらくキャッシュレス還元マークが貼られていますが、これは店舗さん次第です。

実際10月1日時点で、キャッシュレス還元の対象となる中小企業のうち4社に1社くらいしか、政府に登録が完了していません。実は事業者にとってもお得な制度なので、今後増えていくことを祈るばかりです。

この政府の還元は今年の10月1日から9カ月後の2020年6月30日まで続きます。そうです。一生懸命覚えても、来年の東京オリンピックよりも前に終了してしまうのです。

決済事業者からの還元は、概ね2~5%と言いたいところですが、期間限定のキャンペーンがあったり、上限額があったりなど、各社独自の還元サービスが行われており、全部を頭に入れるのは困難です。真剣に全部調べてみるのもいいですが、中々面倒です。9カ月間買い物の度に下調べして、複数の遠くのスーパーまで買いに行くようなものです。1円でも多くお得に買い物するために、決済方法をいちいち変えるのは非効率なので、高額の買い物のときだけ気にしてみるのがいいかもしれません。

日々の買い物には、自分の今使っているキャッシュレス決済をなるべく活用し、現金払いの機会を減らしていく努力をしたほうがよいと思います。クレジットカードやQRコード決済は、間違いなく現金よりスマートな手段であり、且つ確実にお得です。

それでも各種支払方法のお得情報を押さえておきたい方には以下のリンクがわかりやすく参考になると思います。

キャッシュレス還元を賢く・簡単に受ける方法をまとめてみましたhttps://news.yahoo.co.jp/byline/rickmasuzawa/20191001-00144871/

図表で主要なポイントをまとめられていて、とても分かりやすいです。

ポイント3.どこで買ったほうがいいのか?どこで買わないほうがいいのか?

以下に有名どころのキャッシュレス還元対象・対象外の店をリストした記事です。具体的なお店の名前があるので頭に残りやすいと思います。また、更新も頻繁にアップデートされているようです。

https://www.keigenzeiritsu.info/article/22108

サブウェイ、夢庵、銀のさらが5%対象なのはうれしいですね。また、楽天、Amazon、Yahoo!のECサイトでも5%対象の店がたくさんあるので、ネット購入でもマーク表示をチェックしてみてください。