家計管理で陥りがちな失敗は回避できます。
- せっかく家計簿をつけていても、思うように貯まらない…
- こんなはずじゃなかった、突然の出費!
- 収入が増えないのに、どんどん支出が膨らんでくる…
こんな悩みは予め計画しておくことで簡単に解決できます。
この記事では陥りがちな家計管理に失敗する落とし穴についてまとめました。
- 今の家計管理で大丈夫なのか、落とし穴がないかチェックしたい。
- 今の家計簿で見落としがちな費目を知っておきたい。
【家計管理の失敗例1】固定費を見直さず、食費を削る
固定費を見直さず、食費を削っている人は失敗します。
頑張りは家計簿には報われませんので、やり方の改善が必要です。
節約で豊かになるために
食費を削ることは確かに即効性があり、一時的に一定の節約効果が見て取れるものです。
食費の削り方にもノウハウがあります。例えば、このような方法です。
これでも頑張り度は高いので、やり方にムリが出る人がいるはずです。
食費の節約は決してコスパが高くないだけでなく、健康に対するリスクが増大し、結果医療費でマイナスになってしまう可能性もあります。
食費の節約のコスパが高くない理由は、その努力を一生続けなければならないからです。
自分自身と家族の努力を生涯にわたって払い続けないと、貯金が増えていきません。
これはコスパがよくないブルーワーカー的なアプローチです。
よりスマートに節約する方法はいくらでもあり、それが固定費と称されるものです。
食費は基本NG
食費の削減はその他の費目に比べて非常にデリケートで、慎重にやらないければなりません。
前述のようにコスパが低いことに加えて、いくつかのリスクが伴います。
- 糖質過多になるリスク
- 医療費の増額リスク
- 家族関係のリスク
食事は運動以上に生きていくうえで大事な要素です。
安易に食費を削っている人の多くは、人生が豊かになりません。
家族全員の健康リスクや食の満足度という代償を支払うため、ほぼ確実に節約に失敗していきます。
- いづれ外食したくなる
- 隠れて食べたいものを食べる
- 病気になる
まずは固定費とひたすら向き合うこと
食費は上手に節約する方法もありますが、もっと効率的に節約できるのは固定費の削減です。
固定費の見直しをすると、費用構造がわかってきて自分がレベルアップします。
すると業者や営業マンの話に質問をするようになり、簡単に言いくるめられることがなくなります。
より良い商品やサービスの選択ができるようになってきます。
例えば、住宅ローン、生命保険、車の費用が大きな費目ですね。
まずは固定費とひたすら向き合い、ムリなく賢く削減できる方法を探し続けましょう。
- 食費の削減は人生レベルダウンする可能性あり
- 固定費の削減は人生レベルアップする
【家計管理の失敗例2】家計簿を自作していない
家計簿は自作しましょう。
家計簿は「何にいくら使ったか」を記録するだけの単純なものです。
これに色々加えるからめんどうで分かりづらくなっていきます。
家計簿はつけやすく、納得のいくものを作る
テンプレートは参考程度です。そのまま使っては持続しません。
最初はそっくりそのまま使用してみてもよいと思いますが、続けるうちに自分がしっくりくるようにアレンジするでしょう。これが非常によいことです。
逆にプロの人が作ったからとテンプレートに固執していると、どこかにムリがかかって辞めてしまうというワナに陥ります。
また、完璧主義の家計簿は続かないでしょう。
むしろ完璧でないほうがいいです。例えば、100円以下ははっきり言って、気にしないレベルです。
- どこで買ったものか忘れても気にしない
- 100円以下の数字が合わなくても気にしない
- ヌケ・モレがあっても今は気にしない
自分で創意工夫すれば続けられる
続けるコツは、家計簿ややり繰りの方法自体を自分で創意工夫し続けることです。
めんどうにならない、楽で楽しい方法は、自分で模索するのが一番です。
例えば私はエクセル派ですが、ご参考になればこちらの記事もどうぞ。
家計簿はつけるだけで節約になる
因みに節約しなくても、家計簿をつけるだけで節約するようになります。
これは定期的に数字をチェックすることで、脳の意識が働き、具体的な行動にも移りやすいという心理的な要因があります。
詳しくはメンタリストDaigoさんの「記録の力」という本が参考になります。
こちらの動画から「記録の力」の要約・解説が聞けます。
- 自分だけの家計簿にできたら誇りをもとう
- 家計簿を続けていたら、既に節約はできている
【家計管理の失敗例3】総支出を書き出していない
家計の総支出を全て書き出すのは、実際はほぼ不可能です。
新しい費目に気づいた時点で、どんどんリスト化しましょう。
サイフの穴には全部気づいておく
支出を最初に全て把握することは大事で理想的です。
ほとんどの家計アドバイザーがそうするように求めるでしょう。しかし、実際はほぼ不可能です。
家計簿を付けていくうちに気づいたり、新たに考える必要のある費目は出てきます。
家計簿は最初にひな形を作って継続するだけではなく、自分の成長と共に育てていくものです。
総支出のヌケモレは、探し続けましょう。
家計簿をつけていくうちに、自分がレベルアップしたり、想定していない支出がでてきたりするものです。
思いつくもの全部上げたらその日は終わり。
後は、日ごろ思いついた時点で費目を足していきましょう。
年払いのワナ!忘れられがちな費目はコレ!
家計簿の費目は固定費・変動費・特別費に大別できます。
忘れられがちなのは、毎月の支払いのない固定費と、予測できるはずの特別費です。
具体的に忘れられがちな費目はこんなものがあります。
- 固定資産税・都市計画税
- 住民税
- 家電・家具の償却費(使用予定期間+処分代)
- 家のメンテナンス費用(持ち家戸建は要計画)
- 車のメンテナンス費用(タイヤ・バッテリー・オイル交換)
- 車検代(自動車税・重量税・自賠責)
- 予測可能なお祝い(お年玉)
毎月ある出費ではないので見落としがちです。
これらを月換算すると、結構な額の出費です。
最初から費目化してなくても大丈夫ですが、1~2年家計簿を続けてこれらが忘れられていたら今スグ見直ししましょう。
これらを既に予算化できているとしたら、かなりの最強家計です。
因みに、税金の費目化が大事な理由は、一般的な支出額の感覚を養えるからです。(同じ収入構造の人は、同じ金額を支払っています。)
持ち家のメンテナンスコストはとっても高いので、忘れたふりをしないでください。
自動車はご存じ金食い虫です。しっかりランニングコストと向き合いましょう。
まとめ【家計簿チェック】陥りがちな家計管理の失敗
1.【気を見て森を見ず】固定費を見直さず、食費などの変動費を削る
本当は固定費の削減のほうが、はるかに楽なんです。
2.家計簿を自作せず、テンプレートに費目を入れる
テンプレートは他人のもの。自分の成長と共に、家計簿も育てていきましょう。
3.総支出を書き出していない
最初に一気に書き出せることは理想ですが、実際は家計簿メンテ時に書き足していくことになります。
モレ・ヌケを見つければ見つけるほど、貯まる家計になります。
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それではまた。